t-products Architect's Office

2018.07.29

台風前の焼杉姿

台風がやってくる、。
台風を連れて現場確認か、というタイミングでしたが、セーフ、でした。
むしろ、台風に備えて足場養生を開けて(足場が風圧受けない様に)居たため、外観がすっきり確認できました。



焼杉板が張られてます!
(こちら玄関周り。)



中庭側です。



外壁に使用しているのは焼杉板です。
杉の表面だけを焼くことで対候性能を持たせた材料で、昔から民家の外壁に使われていました。
焼いて炭化させているため、手に取ると黒い煤が付きます。今回はそれをブラッシングして、クリア塗料で煤を押さえた材料です。この状態で製品化された物を見つけたので、現場での取り扱いは比較的容易です。(本当は焼いている所を見たい、というか、バーナーで焼いてみたいのですが、)

参考までに、こちらです。→スギゴコチ 焼杉



それと工務店さんが教えてくれた焼杉用ビス!
若井産業 焼杉板ネジ。目立たないですね。遠目ではほとんど気にならない。
杉板は日射や乾燥などで、ある程度反りが生じるので正面からビスで打ちます。
焼杉板ネジですよ。



反対側から見た外観。
敷地の高低差もあるので小ぶりに見えます。

さて内部です。



今回は大型開口部廻り



敷居・鴨居5.4m、入ってます。



床材貼り始めの起点をどうするか、
絡む引戸レールと床材目地の取り合い等を打合せました。



見事な敷居。桧の無節。
桧は対候性に優れています。長物は無節しかなかった様です。
本当はこちら板金で隠れてしまうので少し上等すぎるのですがネ、、と大工さんと工務店さん。



中庭から見ると



ここに木製サッシが入ります。



シアターサイズ!楽しみです。



この壁もちょっと複雑な納まりなので打合せました。



もう一回外観。



今回、お施主さんと一緒に現場確認を行いました。
それぞれの窓からの見え方、外壁下地・内壁下地の作り方、電気コンセント等の配置確認など、図面でなく具体的な空間で確認出来て良かったです。どうも有難うございました。

連日の猛暑の中、大工さん・工務店さんどうも有難うございます。
といってもこれから8月始まるのですよね、熱中症にはくれぐれも注意して、
今後も宜しくお願い致します。

|all articles|

2024.01.08 2024年 今年も宜しくお願い致します。
2023.12.29 松戸のアトリエが「住む。」に掲載されました。
2023.10.29 「ゆるまがりの家」の解説動画が紹介されました。
2023.08.13 松戸のアトリエ 住処になる
2023.08.05 松戸のアトリエ 出来立て写真

all articles >