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2023.08.05

松戸のアトリエ 出来立て写真



松戸のアトリエ
出来立て写真です。





このプロジェクトは、こちらの家で育って巣立った方が、今度は家主となって住み継ぐための改修計画でした。
一昨年末、今度の家主さんは、先代の物の整理と並行して、ここを拠点とする構想を始めました。
1階を新たな拠点、2階は今までこの家に在った大量の蔵書を保管する空間として使いたい。
今までの物と新たな物が階別に共存するというご要望を頂き、それを起点として設計打合せを重ねました。


大幅に手をいれる事になる1階は、
住み継ぐための機能(構造・断熱・使い勝手)を補強し刷新し、
既存の素材も活かした空間になる事を計画しました。


工事は昨年からはじまり、5月にお引渡しとなりました。
ご入居前の出来立てほやほや写真をご紹介します。
(工事については「改修の現場から」をご参照下さい。)


南の庭に面した居間です。





3枚引きの窓と掃き出しの2枚引違いサッシに交換しました。
3枚引き窓の中間にある柱は通し柱で、建てられた当時の柱をそのままに、大工さんがカンナ掛けしてほぞ穴に埋木処理してくれました。





収納家具で間仕切った奥の部屋は、アトリエです。
(床がグレーの範囲)
この間仕切収納の下部の空間は、これから家主さん所有の引出家具がぴったり納まる予定です。(楽しみ。。)





2本の独立柱は元々既存の柱があった位置で、お施主さんもむしろこの位置でよい、との話もあったので、そのままとしました。
尚、以前の柱材は長押やホゾの欠損が多かったため現場作業中に大工さんのご厚意で新規にして頂きました。


梁は新たな梁材を添えボルト締めして構造補強しました。天井は貼らず、改修で補強した新旧の梁材をあえて現しにした天井になっています。天井高も確保できのびのびとした空間となっています。





白い吊り棚とカウンターの奥はキッチンです。
一緒に暮らす生活用品の居場所確保のために、棚は沢山用意しました。








キッチンからの眺め








カウンターの下に猫の食事スペースがあります。





ちょっと引いてアトリエから見たキッチン





アトリエです。
間仕切になっている収納のアトリエ側は引戸付きで埃を遮ります。








アトリエの奥は洗面所です。
小窓を付けて通気を確保しています。(小扉付きなので開閉できます)





見返してアトリエから庭を介して窯小屋があります。
アトリエで作る器や作品を窯で焼きます。





奥に玄関と2階に上がる階段








玄関から居間





洗面所です。








通気窓は光を取り込む窓でもあります。





物干し場所になります。











此処にも通気窓。





2階は床に補強で合板を貼り耐震性を増しました。壁も可能な箇所に構造用合板で補強し塗装しました。





2階の蔵書です。








梁の補強
新旧共存です。





とにかく木造の改修は、計画段階の想定と違う状況も多く、
現場で柔軟な対応をして頂いた大工さん、ご理解いただいたお施主さん、
皆さま どうも有難うございました。


さてこれからお引越しされて、生活空間になるのが楽しみです。


(工事の様子は「改修の現場から」をご覧下さい。)

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