t-products Architect's Office

2018.04.10

多治見 モザイクタイルミュージアム



地鎮祭の後、お施主さんがモザイクタイルミュージアムに連れて行ってくれました。
土岐市の隣の多治見市ですが、以前から気になっていたので、絶好のお誘い有難うございます。
(設計中はやっぱり、なかなか見学の時間が取れなくて先延ばししていました。)

遠景から見ると、入り口が分かりませんが、
近づくと、、



すり鉢状の前庭。この緩やかな高低差のアプローチは良かったです。



外壁表面はこんな感じです。



中に入ると、、、



階段!
このシーン、焼き物を焼く「登り窯」を少し想起させます。



登りきると、
銭湯みたいな白いモザイクタイル空間



続く奥には、、



空!
ガラス無し!
つまり屋外!

(メンテナンスとか色々考えると実験的ですが、)
タイルに日の光が反射して、ホワイトアウトした空間はやはり奇麗でした。





ここら辺のモザイクタイル、懐かしい。そして銭湯に行きたくなる。



下の階ではたくさんのモザイクタイルが展示されていました。



是非、復刻して頂きたいです。

1階はミュージアムショップとワークショップスペースでした。
規模が比較的小さいので管理的には手と目が配りやすそうです。
又、焼き物のなかでもロクロを回すのではなく、モザイクタイルを好みに貼るというようなワークショップの様なので、気軽で身近で、小さいお子さんも参加しやすそうでした。

どうも有難うございました。

2018.04.10

土岐の曲り屋 地鎮祭



四月のはじめ、おかげ様で「土岐の曲り屋」地鎮祭となりました。



曲り屋といっても本当にゆるーく僅か僅かに曲がった長い平屋です。
敷地は今までも畑でしたが、南側を大きく畑にして、食べられる庭になります。
住まいはその畑に面して長ーくゆったりと膨らみのあるカーブを描き対面します。

雨天の可能性も高かったので、工務店の方がテントを張ってくれました。
未だ建物のない敷地は広いですね。
そして雨が降らなくて皆さん一安心。





神主さんはお施主さんが日ごろお付き合いのある方で、「今土地の神様をお呼びしました。」「こういう神様とこういう神様と、、」と解説と実況を丁寧に行って頂いて、改めてフムフムと頷く事多く、良かったです。

これからの安全祈願ができ、これから着工です。
工事担当の皆様、そしてお施主さん、これから宜しくお願い致します。

2018.01.04

今年も宜しくお願い致します。

2018年、明けましておめでとうございます。



昨年は、千葉・長野・岐阜とご縁あり、設計作業に没頭しておりました。
お施主さん方々、設計協力の方々、いつも色々とどうも有難うございました。
それ以外にも、ご助言や紹介、お勧めを教えて頂いた方々、皆々様に感謝です。
ひとまず、昨年末にそれぞれ1段階ずつ進み、今年は今年の段階に進みます。

又昨年、手が追い付かなくて残念ながらお断りさせて頂いた件や、その他の有志活動の
お誘いなども春位になったら徐々に再開できればなーーと思っております。(あくまでも見通し)

どちらにしろ、すべきことは多いのですが、
まずは完成に向けて、着実に一歩ずつ進んでいきたいと思います。

と言いつつ、出来上がりには、私自身も相当自信と期待感を持っております。
皆様、今後ともご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。

2018年元旦 谷口智子

写真は昨年夏にやっと見学できた桂離宮です。上げ床の浮遊感とプロポーションは素晴らしかったです。桂離宮・修学院離宮と参観予約を取ってくれた友人に感謝。1日突貫で、ロームシアター京都・京都マンガミュージアム・京都の町屋改修したスターバックスコーヒー「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」も駆け足で見てきました。リノベーション物件としては、ロームシアターは良い改修でした!色々レポートしようとして年越してしまったのですが又の機会にちゃんと書く予定です・・・。

2017.02.02

スタッフを募集しています。

ティー・プロダクツ建築設計事務所では、スタッフを募集しています。

当事務所は、住宅・店舗など、人の居場所・活動拠点を設計しています。
こぶりな事務所ですが、一連の実務、発想から完成までを遂行することが出来ます。
実務経験のある方はもちろん、経験が少ない方も、
建築・空間・デザインについて、アイディア・工夫・熱意をもって、
互いに感性を磨きながら協働できる方のご応募をお待ちしております。
———————————————————-
1)スタッフ募集
2)プロジェクトスタッフ募集
3)アルバイト募集
(それぞれ、内容は以下を参照して下さい。)
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事務所作業環境
・使用ソフト:Vector Works(2D・3D)/Photoshop/Illustrator/Excel/SketchUp
・その他:模型作成・サンプル作成・手書きスケッチ等
・勤務地:当事務所
・給与・待遇については、勤務形態・技能に応じ面接時に打合せます。
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応募について
・履歴書とポートフォリオをpdf化し、メールでお送り下さい。
・履歴書はフォーマットをご利用下さい。(→履歴書pdf ・ →履歴書Excel
・市販の物を利用する場合も上記を参照し、必要事項を追記して下さい。
・郵送での受付も可能ですが、返却は致しません。郵送の場合も、メールアドレス等の連絡先をご明記下さい。
・応募書類の受領から2週間を目安に、面接をお願いするかどうかをメールでご連絡します。
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1)スタッフ募集
・建築系・美大系大学・専門学校等 卒業の方。・設計業務経験のある方。
・当事務所の仕事に共感し、これからの展開のために共に働いてくれる方。
・業務:建築設計・監理に関わる一連の業務。企画案・プレゼンテーション業務。
・応募書類:履歴書・ポートフォリオ・建築関連ソフトの操作経験・動機等の記載。
・当初、3ヶ月程度のインターン期間を設けさせていただきます。(給与・交通費支給)

2)プロジェクトスタッフ募集
・建築設計の実務経験のある方・Vector Worksでの作図が可能な方
・週1日以上の勤務及び、ネット環境での対応が可能な方は在宅勤務も考慮した勤務形態を適宜検討します。
・応募書類:履歴書・建築関連ソフトの操作経験・動機等の記載。(ポートフォリオがある方は添付して下さい。)

3)アルバイト・インターン募集
・建築系・美大系大学・専門学校等 在学・卒業の方。
・模型作成・図面補助・CGパース作成、いづれかの技能
・1日単位(5~7時間程度のまとまった時間が確保できること)の勤務(応相談)
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問合せ・送付先
 有限会社ティー・プロダクツ建築設計事務所 谷口
 Mail : info@t-products.net
 〒162-0832 新宿区岩戸町14-603
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2017.01.01

明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。
今年も宜しくお願い致します。

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今年は、昨年進めていたプロジェクトを、又気持ちを新たに、それぞれ具体化していきます。

一つ一つ、テーマの輪郭をクライアントの方々と共有してきた今までの打合せでは、私自身でも設計の幅を色々広げて考える事ができました。どうも有り難うございました。さて、これからは色々な選択肢の中で集約作業です。その作業のなかで大事なエッセンスを見逃さないように、より発見や工夫の多い作業としたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

・・・
写真は手書きで図面を書いていた頃の必須道具、コンパスとカラス口です。祖父が持っていた様で実家の片隅に眠っていたのを発見しました。機能的にはそこまで装飾にこだわる必要のないものですが、このコンパスセットを作った人の造形理念の強さが、今見ると大切だなぁと思います。一つ一つ、時間が経ってもしっかりした物となるように、納得の設計をしていきたいと思います。宜しくお願い致します。

2017.01.01

行く年来る年。2016年の筆無精、まとめ。

昨年も色々な事がありました。
そして、半年以上の筆無精。(反省。。)
あれやこれや、大変お世話になったことなどお礼したい事も沢山あり、まとめて投稿しました。
(年末過ぎて年始になってしまいましたが、。)

●バスタ初乗降体験記(初夏)→「空中立体ターミナル」

●松本探訪(夏)→「まつもとーーまつもとーー」

●岐阜の高校生がうらやましい(秋)→「岐阜メディアコスモス」

●男木島の新スポット(秋)→「男木島図書館」

●男木島どうも有り難うございました(秋)→「2016オルガン」

・又昨年は、木構造の可能性を広げる為に、「木造軸組工法による耐火建築物」講習や、「木造耐震改修」講習なども受講しました。
木造耐震改修につていは、古民家改修して店舗にする等のご相談を受けるときに、少しでも対処出来るようにという展望で受講しました。又以前より昭和40年代位の丁寧に作られた木造住宅などがストックとして生き続ける様に、救済措置や手段を整理したい、という思いもありました。もちろん構造補強など「コストと手間はかかる」と覚悟することでは有りますが、行政によっては耐震改修費用の助成などもあり、手続きを踏まえれば、現況より改善の道筋を整理することが出来ます。改めて知識更新出来ました。

昨年も色々な機会を頂きまして、皆様どうも有り難うございました。

・・・それと引き続き、こちらも宜しくお願い致します。
「スタッフを募集しています。」

2017.01.01

2016オルガン、どうも有り難うございました。

2016年の11月に瀬戸内国際芸術祭の会期が終了しました。
そして展示させていただいた「オルガン」を撤収しに行きました。

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かれこれ通算7年間、私が不在の時も、瀬戸内芸術祭のボランティアサポーター「こえび隊」が、ペンキを塗ってくれたり、オルガンにグリースさしてくれたり、花に水やってくれたり、花園にしてくれたりと、とにかく手厚く、結構な手間をかけてメンテナンス(延命治療)してもらって居ましたが、この度「大往生」ということで、名残惜しいですが撤収です。

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今回もぎりぎりスケジュール。トランク持って走って、1時間に一本のフェリー「めおん」に間に合った!

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瀬戸内海に浮かぶ小島「男木島」

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急斜面に沿って家々が連なる。西向きの浜からは瀬戸大橋が夕日を背景に見えます。

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撤去直前のオルガン。風景になじみ過ぎています。こえび隊の有志が通年緑になるように植栽計画も考えてくれました。

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又々、こえび隊員に駆けつけて頂きました。

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製作当時からの古参の方、3年前も一緒にメンテしてくれた方、こえび隊員中、身体能力1位のアクロバット専門の方など、
総勢8名に手伝ってもらって、作業3時間でほぼ完了。
(凄いなぁ素晴らしいなあ、こえび隊)
(製作の時はスタッフ3人1ヶ月住み込みで、こえび隊員ほぼ毎日2人体制だったのに、、、解体って、なんという早さ)

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ご近所の島の方からミカンの差し入れを頂き、みんなでミカン休憩もしました。

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作業は最終フェリーに間に合いました。
毎度というか、本当ここの「こえび隊」の技術力、チームワーク凄いですよ、。
他のどの組織よりも惚れ惚れする、。
夕日をバックにこえび隊をお見送りしました。どうもありがとうございました。

それから、展示用地を長らくご協力頂いた島の方々、製作サポートやご理解ご協力、誠にありがとうございました。
皆様、どうもありがとうございました。

瀬戸内国際芸術祭「オルガン」アルバム

2017.01.01

男木島図書館

オルガンを初めて展示させて頂いた2010年は小・中学校が休校になるという年でした。

瀬戸内国際芸術祭は3年毎に開催されるトリエンナーレです。
3年前の2013年に行った時は、男木島の小学校復活のニュースを聞き歓喜。
前回の芸術祭に訪れた何家族かが男木島に移住・定住し、小学校開校までこぎ着けたのでした。

そして2016年の春先(芸術際開催直前)に男木島図書館の開館のお知らせを確認。
驚きのペースで次々と何かが始まっている男木島なので、今回その図書館を見学させて頂きました。

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この図書館は、移住した1家族の呼びかけにより、クラウドファンディングと有志何人かのサポートスタッフで自力改修をして造られました。
島の空き家で使えそうな家屋を探し、改修DIYの状況はFBやHPでその都度発信して、というとても地道な工程で作っていました。

私もこれらの工程をその都度チェックはしていましたし、この離島で何かを作るのは陸続きの場所と違って何かと手間がかかるのは体感していました。(オルガン制作時もビス一本無いために工程が中断することは良く有りました。坂も多いし道幅狭いし車も通れないので人力で坂を上がったり下ったり、、。)

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その為、こんなにも短期間で、しかも蔵書も揃え、開館した!というニュースは驚きでした。当然ながら作ったご本人にお会いすると、どうやって、どういう方法でと矢次早に質問してしまいました。作り方はもちろん、島に住む人への説明や、開館してからの運営の仕方など、ちゃんと本業がある人が、地域の為の場所を運営するには?等々。

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おいしいコーヒーが頂けるキッチン

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図書館には制作工程をまとめたファイルがあります。
机の上に厚めのファイルがあるのがそのファイルです。(写真ちゃんと撮れて無くてすいません)
さながら「ホールアースカタログ」の様な、男木版サバイバルブックの様な綿密なノウハウがまとめてあります。感服です。

ここには屋根裏スペースもあり、色々なところで本を読めます。
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吹き抜けから下をのぞいた風景。ちょっとした秘密基地ですね。

今回もう少し滞在時間があったらな~、というのが正直な所です。
島にある家屋を改修して出来た空間を楽しむ、ちょっと公共の図書館では味わえない読書空間です。
港も見えてしまったりします。
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私は芸術祭がご縁でここに滞在したのですが、むしろ制作時は島の人にしか会わない生活で、この島の日常にどっぷりつかりながらこの島の良さを体感していました。芸術祭期間中というのは、少し非日常な世界が広がりそれは又良いのですが、この図書館は島の日常風景を作り出す、という点で非常に嬉しいです。

男木島、平日行ってもゆっくり本を読める所があるし、コーヒーおいしいし、薪ストーブあります。
見学させて頂きどうもありがとうございました。

男木島図書館HPサイト

2017.01.01

岐阜メディアコスモス

岐阜の高校生になりたい、、。

前から気になっていた岐阜メディアコスモス。
岐阜市の公共図書館です。出張の機会があって行ってきました。

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いくつもの大きなぼんぼりが特徴的な図書館で、体感しないと分からないスケール感です。

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エントランスを上がると大きなぼんぼり

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ぼんぼりの下はそれぞれ、色々なスペースになっています。

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グループスペースもあります。
小学生チームが何か開発している模様。
ホワイトボードで説明してる子もいて、頼もしい!

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館内の案内板

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何冊も本を抱えて、自分の居たい席を探す子。

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席は大体埋まってます。

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夕方になると、高校生の利用率が格段に上がります。
真剣な表情にほれぼれ。
ここで勉強するのはかなりクールな学生ライフです。うらやましい。

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一階は閉架式図書スペースですが、ガラスで仕切られて蔵書量が一目で分かるのも、知の集積という印象で面白いです。

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大空間の中にたくさんの大きな傘があり、それぞれ色々なスタイルで本が読める空間がされている。
そして、なんと言ってもたくさんの高校生が真剣な姿をしている風景はとても良かったです。
地域の図書館は蔵書量で競うのではなく、むしろ自習スペースの量や、グループ学習のスペースを充実させる事が
未来を感じる大事なことの様に思ったのでした。良かった。

2017.01.01

まつもとーーまつもとーー

あずさを降りると「まつもとーーー、まつもとーーーー」というアナウンス。
とても駅っぽい。
都内では、電子音の発着アラームに慣れきっているので、懐かしく又新鮮です。
現場調査の為に松本駅着。

市役所で色々聞いた後に、屋上に上がると松本城。

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他にも調べ物で色々歩いたのですが、何かと面白い物を発見してしまうんですよね。

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しかも上手く改修していて、新旧共存して生きている建物が多く楽しいです。
そして、今回は宿泊先もリニューアルされたホテル泊。

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ラウンジが松本民芸の家具。全体改修のテーマは民芸でした。

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ダイニングルーム

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喫茶室。

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ショップ

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色々なコーナーがあり楽しめました。
民芸に徹底したデザインコード、世界観が良かったです。

松本は10年前に来た以来で、今回いろいろ歩き回りましたが、街のあちこちにポンプがあるのを発見しました。
翌日のお施主さんとの打合せで教えてもらいましたが、このポンプは全て山の湧き水で、お施主さんも水道水はあまり使わず、この湧水を汲んで日常使っているそうです。松本ライフはなんだか懐が深いです。

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