t-products Architect's Office

2018.08.04

吹き抜けた! 松本の家

吹抜けが吹抜けました!



といっても以前から吹抜けだったのですが、2階レベルの足場板がなくなったというのが正確な表現ですね。

床仕上げのフローリングが貼られたので、これからは内部足場を組んで木工事となります。
未だ、内部足場が無いので、吹抜け空間はスッキリ。
光の入り方やボリューム感などが分かりやすくなっています。





リビングの吹抜け空間です。



2階の各部屋の窓です。

今回は、居間の傍らのコーナーを仕切るガラススクリーンの打合せをしました。



腰壁の下地組で大体のエリアが分かります。腰壁の上にスチールで作るガラススクリーンができます。





1階、2階のフローリングは全て仕上がっていて、既に養生シートで覆われていますが、一部見える所で様子を確認。



1階のフローリングは150㎜の幅。見応えありそうです。



階段の回転部分の踏板が納品されていました。厳重な養生です。

目下の作業は、木製建具の枠の取付です。
引戸+欄間のFIX部分。材料の納まりはちょっと複雑です。



他の部分も、納まってきました。戸当たり・戸じゃくり、ピシッとなってます。



枠が納まると、壁の面材もどんどん貼れる状態になります。
細かい所を先に決めていくので、今の現場はジリジリと細かい所を地道に進める、という感じです。

8月に入り、更に暑さが増しそうですが、
工事の方々、どうも有難うございます。
暑さに重々気を付けて、今後も宜しくお願い致します。

2018.07.29

台風前の焼杉姿

台風がやってくる、。
台風を連れて現場確認か、というタイミングでしたが、セーフ、でした。
むしろ、台風に備えて足場養生を開けて(足場が風圧受けない様に)居たため、外観がすっきり確認できました。



焼杉板が張られてます!
(こちら玄関周り。)



中庭側です。



外壁に使用しているのは焼杉板です。
杉の表面だけを焼くことで対候性能を持たせた材料で、昔から民家の外壁に使われていました。
焼いて炭化させているため、手に取ると黒い煤が付きます。今回はそれをブラッシングして、クリア塗料で煤を押さえた材料です。この状態で製品化された物を見つけたので、現場での取り扱いは比較的容易です。(本当は焼いている所を見たい、というか、バーナーで焼いてみたいのですが、)

参考までに、こちらです。→スギゴコチ 焼杉



それと工務店さんが教えてくれた焼杉用ビス!
若井産業 焼杉板ネジ。目立たないですね。遠目ではほとんど気にならない。
杉板は日射や乾燥などで、ある程度反りが生じるので正面からビスで打ちます。
焼杉板ネジですよ。



反対側から見た外観。
敷地の高低差もあるので小ぶりに見えます。

さて内部です。



今回は大型開口部廻り



敷居・鴨居5.4m、入ってます。



床材貼り始めの起点をどうするか、
絡む引戸レールと床材目地の取り合い等を打合せました。



見事な敷居。桧の無節。
桧は対候性に優れています。長物は無節しかなかった様です。
本当はこちら板金で隠れてしまうので少し上等すぎるのですがネ、、と大工さんと工務店さん。



中庭から見ると



ここに木製サッシが入ります。



シアターサイズ!楽しみです。



この壁もちょっと複雑な納まりなので打合せました。



もう一回外観。



今回、お施主さんと一緒に現場確認を行いました。
それぞれの窓からの見え方、外壁下地・内壁下地の作り方、電気コンセント等の配置確認など、図面でなく具体的な空間で確認出来て良かったです。どうも有難うございました。

連日の猛暑の中、大工さん・工務店さんどうも有難うございます。
といってもこれから8月始まるのですよね、熱中症にはくれぐれも注意して、
今後も宜しくお願い致します。

2018.07.22

床貼り始め 松本の家

今回の現場、午後から床材貼りが始まりました。



床は床暖対応のオーク材です。



床材をどこから貼り始めるか、起点を決めるのは、他の要素・他の部材や床材の切れ目などで決まります。
午前中の打合せで、起点の要因となるガラススクリーンの納まりを打ち合わせ、ここからというポイントが決まりました。
多分あっという間に貼られるのですが、今回私は時間切れ。養生貼られると見られなくなりますが、一応材料確認できてよかったです。
床が張られたら、吹抜け部に内部足場が組み立てられ、内装下地工事が進むことになります。

さて今までの現場をフィードバック。



家の動脈・静脈みたいですね。赤が給湯・青が給水・グレーは排水管です。



上下階に配管するためパイプシャフト部分は凄い密度です。
パイプだけでなく電線も大変な状況です。電気は神経系と言ったところでしょうか。
となると分電盤は脳みそ?光通信は視覚聴覚?
ま、その位にしておいて、、。
(個人的には漫画のAKIRAを思い出してしまいます。)



上部は水回りになっています。天井が張られる前のタイミングで改めて2階水回りの配置確認をしました。
こちらは玄関と下足納戸になります。



玄関入口側。開け放すと風が通ります。



2階のユニットバスも入りました。



浴室にあけられた窓からサービスバルコニーが見えます。



という事でサービスバルコニー



FRP防水の施工が進んでいました。工程の最後に白いトップコートで仕上げる予定です。



南側のバルコニーです。

さて各部の進捗記録。まずは戻って一階。



天井下地材が出来て、天井高さが想定できるようになりました。



埋め込みのレールがあるので下地に段差をつけたり等、写真ではわかりにくいですが色々なところに手間がかかっています。







さて2階です。



階段は白塗装の下塗りとなっています。





階段ホールはトップライトとサービスバルコニーの効果もあって、ギャラリーとしても使えるコーナーになりそうです。



2階の勾配天井は形になってきましたね。



遠近感のある部屋。



ユーティリティーとウォークインクローゼットがつながって回遊動線になっているのですが、
こちらも南北通った遠近感がでてます。



決して広くはないのですが、色々なところから光が入ってくる部屋



間仕切りに入れられた断熱材は吸音用です。
ここに一ヵ所間違いがあるのですが、次回は直っているはず。



窓の向こうに窓、の構図。



連日の猛暑日。

今回は午前中、施工打合せ。午後お施主さんに現場で進捗を見て頂き、その後設計は宿題内容の整理。
お暑い中、お施主さんも大変だったと思いますが、色々と差し入れなど、どうも有難うございました。
検討事項を現場見ながら確認できるのは良かったです。

又、工事の皆さま、暑い中作業お疲れ様です。
安全第一・体調大事・ご無理の無い様、今後とも宜しくお願い致します。

2018.07.03

庇まわりと金物検査

良い天気です。梅雨明けたそうです。今回は金物検査です。



まずは、玄関前の鉄骨柱です。ジョイント部スッキリ!
工務店さん、きれいな納まりにしてくれてありがとうございます。
宙に浮いてますが、この後、コンクリートの壁とジョイントするので大丈夫です。



見上げてみる。
玄関庇ですが深さも丁度良さそうです。



こちらは南側の庇。
垂木の明るい所は半透明の庇で、既についた様です。



ぎらり、暑いです。



工事は、構造壁のダイライトや合板、接合金物、一部サッシも取り付けられています。
段々室内と室外が区分けされてきました。

今回の主題、金物検査は
構造設計さんの各部確認と、更に金物が納まりにくい所の対処、補強箇所の指示がされました。
最終的に柱や梁が化粧で出てくる所と、隠れてしまう所等、
具体的に組み立ててから気が付いたり、今の段階で調整したりです。



そして、現況の内観











ここ、木製サッシです。工務店さんの施工図を基に今回打合せ、これからもう少し調整して枠が決まります。よくイメージしておかないと。







他にも木製建具の枠、巾木納まり、端部の始末、㎜単位で打合せましたが、今回は序章。
やはり宿題持ち帰りの部位がどんどん出てきますね。
という事で写真は撮り残しのないようにしなければ。



工事の皆さま、これから暑くなりますが、どうぞ宜しくお願い致します。

2018.06.30

墨モルタルのストライプ 床暖工事

1階の床が全体的にしましまになっています。



グレーの所が墨モルタル。30㎝間隔に下地材。
この墨モルタルの中に温水チューブが埋め込まれています。



松本の家では、温水床暖の熱を墨モルタルに蓄熱する、効率の良い床暖房システムが採用されました。
昨年の冬、この床暖のショールームでお施主さんも私も体験し、
温水チューブだけでなくてモルタル全体も温まっているので柔らかな温かさでした。
モルタル全体が蓄熱しているので稼働中の運転はほとんど弱運転で消費電力も低く抑えられるそうです。
蓄熱式温水床暖房「HiEco床暖」



このままのストライプ仕上げでも面白そうです。
(仕上げはフローリングです)



サッシも入って、階段の手すりもできています。



吹抜け部分。
内側の断熱材も入って、黒のテープで密閉します。
こちらはアミダくじ模様。



棟梁と電気さん
今回は電気打合せです。



2階の階段ホール
2階の手摺もできてました。



シンプルに軽く見せるために、線材をなるべく細くしました。
掴んで揺らしてみましたが、ほとんど揺れない。安堵です。
鉄骨屋さん有難うございました。



午前中に電気さんと各部の電気配線箇所と間仕切り下地を目視しながら確認しました。
2階天井裏の配線を目下作業中。結構配線ルートは苦労されてました。



階段ホールに一つトップライトがあります。
光の量もかなり取れていて、1階まで光が落ちてました。良かった。



2階の様子。



吹抜けに面した壁は、窓の向こうに窓。



こちらも、窓の向こうに窓、計画です。



今は足場になってますが、ここが吹抜け。



外部は、外断熱のスタイロフォーム(水色の素材)、
その上に透湿防水シート(印字された白いシート)が張られています。



更に通気層を作るために、通気胴縁。
今後は木摺りを貼って左官工事になります。



ブルーの養生シートで分かりにくいですが、
薄目で見ると外観のアウトラインがうっすら見えます。

工事はまだまだ続きます。
皆さま宜しくお願い致します。

2018.06.19

魚の骨の図  土岐の建方 



木造の建て方はあっという間です。1日か2日位で3次元の空間になってしまいます。
特に、その途中に現れる風景、スカスカの骨組みの内部空間が面白いです。
完成すると体感できない空間なんだよな、ついつい写真多め、です。

さて梅雨入りが2日前から始まって、この建方、天候が持つかという絶妙なタイミングでしたが、
岐阜入りの時は雨が降っていない、何とか何とか、、、持ちそう、、、と少し安堵しました。



やってます!
大量の断熱材を積んだトラックが居る。その奥。



既に柱は建っていて、梁を吊りこんでいる。



棟木の一本目。



なんとなく外形見えてきたでしょうか。



合掌の大梁に架かる棟木。
ここは棟木が一番飛ぶところ。



これが最後の棟木。





THE 棟上げ!



立体感、こんな感じです。



床の大引きを組みます。



後で大梁に架ける、登り梁がこちらに。



設計では、この登り梁、ツーバイフォーの材料で計画していたのですが、
工務店さんと製材所・大工さんが松の挽物を用意してくれました。

お昼ご飯を挟み、この工程の後に入る屋根工事に備えて板金屋さん、
屋根合板の前に仕込む必要がある電気工事の打合せ、
などなど、色々打合せていたら、、、



あっという間に、殆ど登り梁が架けられていました。早い。
それにしても、午後からは相当な晴天になってます。









並んでます。



登り梁と晴天の日差しと。
魚の骨模様、ヘリンボーン。
このままの空間でもいいのではないか、
なごり惜しさがよぎります。



遠景からみると、だいぶアウトラインが見えてきました。
大工さんたちは3時の休憩。



天井の合板を貼り始めました。









一日目はここまで。
天井面が出来て随分と雰囲気が変わりました。



お疲れ様でした。

・ ・ ・
2日目スタートです。
とても天候に恵まれています。





2日目は、天井合板の上に庇の垂木を乗せ、屋根の断熱材を敷き、最後の合板、野地板を貼ります。



まずは庇の垂木です。





内部から、庇の出幅が確認できました。



そしてトップライトの開口が開けられました。





次は断熱材。断熱性能の高いネオマフォームです。



奥の方にトップライトの下地も確認できます。





中庭の垂木も貼り進みました。



見通すと梁と垂木の連続感。





天窓や中庭の光のグラデーションも現れてきました。



とにかく、絶好調な空模様。有難いです。



母屋に付随して小さな棟があり、谷部分の取り合いは現場合わせの部分なので、
かなり手間がかかっていました。有難うございます。



天候も味方して、予定していた上棟式となりました。



棟梁の祝詞のもとに安全祈願をし、四方に御酒と塩で清めます。



お施主さんも初めてこの空間の中に入り、空間の大きさを体感して頂けて良かったです。
設計中の模型やスケッチでイメージするのは難しいですよね、
実際のスケール感で少しでもこれからの暮らしを想像して頂けたらと思います。
おかげ様です。

お昼は、お施主さんのお弁当を頂きました。どうもご馳走様でした。

今回の木工事担当の方々は製材も行っています。
プレカット打合せの時も、東濃の製材については少し聞いていたのですが、
一緒にお弁当を食べながら、今回はもう少し具体的な事が聞けました。
東濃桧というと敷居の高い印象がありますが、
話しによると、桧はもっと価格的にも多用できる材料だという。
興味深いし展開の可能性を感じます。もうちょっと色々聞く事ありそう、。



庇のアウトラインもできてきています。
なんとも天気が有難い。

お施主さん、工事の方々、
色々とどうも有難うございました。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。

2018.06.15

牛伏川階段工とその上

松本に通う様になって改めて観光地図をぼんやり眺めていたら、
右下の方に「牛伏川フランス式階段工」という何かを見つけました。
調べてみると土木遺構らしい。


工務店の社長さんに「この出張の機会に見てみたい」等と雑談していたら、
2,3日後、地方新聞の切り抜きが送られてきました。



次の松本出張の翌日が見学会。素晴らしい。参加です。

徒歩は無理無理!と土木事務所の担当の方がおっしゃったので、当日、レンタカーを借りました。
集合場所が、、、どうも山のふもと。
途中、水の風景がちらちらと見えてきて、、、



気になるので車を停めました。





本当は山並みがみえるのですか、もしかして水面に映りこむのかな、
いやいや、雨天の天気予報が曇天になって、見学会中止にならなかったことを感謝しよう。



結構集まってました。





3チームに分かれて登り始めます。





落ちる水の音、段々の緑、全部石積
来てよかった。

集合時間より早くついて先に見てました。一応一回は独り占めしたいと思って。
観光客いないと思っていたら、偶然にも来た2人はツッカケ履いて登っていきました。



この後、案内人の方について登っていきます。
両岸を歩くと、斜面の勾配が体感できます。階段工の石積は覗きこまないと見えない高低差がついてます。





段のコーナーは曲面状に仕上げられています。
落ちる水の力で下段を削らない様に、激流にならないような水の落とし口を考慮されているとのこと。
各段の平な所にも水抵抗をつけ水流速度を落とすためのハンプ(凸凹)がついてます。



石積は空積、だそうです。コンクリートなどでつなぎとめず、石同士の摩擦で石積み形状を維持しています。
コンクリートで固めてしまわず、空積の隙間から地下にも水が浸透するようにしているとの事。





先頭で一生懸命なにやらメモしている小学生が、見せてくれた、図解。
次世代、凄いです。(ピンボケ失礼しました)

そもそも、なぜ、階段工なのか。
素人の私は山留(土が崩れない様に)なのかな、と思って聞いてみると、
1)沢の流速によって土砂が削られ下流の村や地域を埋めるほどの土砂災害があった、
2)高低差、勾配を緩くすれば水の流速が遅くなり周辺の地盤を削る力が弱まる
3)落流の先を土ではなくて石積にすることで掘られない
4)階段状という事は、斜面より流れる距離が増し、つまり抵抗も増え、水流速度も落ちる
だから、階段状。という事らしいです。
急斜面で発生する急な水流が、山を削って土砂を出さないため、という事かな。



石積み側面をみる。
Q.「この石はどこから用意したのでしょうか?」
案内人さん「実は山の上の方に石が取れるところがあり、適正なサイズに石切り場で加工して、
小さなケーブルカーみたいなもので吊り下げて運搬してたようです。材料手配をかなり効率的に行っていました。」
一同「おおおー!」



階段工の上からの眺め。
階段工はここまでですが、その上に未だいくつも石堰提はありました。
作られた時期によって形式も石の形も違いました。
そして沢も続いています。





沢が2方向から合流している場所に松建小屋があります。



右と左では明らかに水の色が違います。
左は泥川と呼ばれている様です。
ここから泥川方向へ



本流と合流するように細い石積が見えてきました。





写真を大きくしてみてみると、斜面の大部分に木がなく土が現しになっていることが分かります。
枝分かれした白い線は、先ほどの石積み部分で水を誘導する仕組み、
斜面側は一定の高さ毎に段を作り、土部分は植林したという説明があります。
植林は広葉樹系、現在の景色を見ると想像できないけど、確実に計画を考えた人の意図を超えて木が育っています。



そういう場所が、この上流に無数にあるようです。





こうやって見る枝分かれの石積みは、実は最近まで土に埋まっていたそうです。
そして、多分まだ無数に埋まっている所があるようです。
これを掘り起こしたのは、下の写真の中央で説明をしている方。



えっ?! しかもボランティアで、しかも、ポリシーにより動力を使わず手堀、。
この見学会も友の会の方々のご尽力で行われているそうです。

今まで通ってきた沢は水量があり、又過去に土で埋もれたとの話しだと、これを維持するにはもっと人力が必要な気がします。
しかも、土木遺産というより、今も機能している砂防施設なのではないだろうか、。友の会への応援が必要、、。



さっきの所にリスがいた!と見せてくれました。どうも有難う!
(また私のピンボケ)

今回の見学会参加者に渡された、オリジナルカード(嬉しい)



つくづく、凄い工事だと思います。



100年前かーーー、。

こちらパンフレット



「デ・レイケ」さん?
聞いた事あるような、。

そういえば、2010年か2011年に行ってました。
デ・レーケ導流堤 !
大川市 観光なび





満潮だと見れないから、潮見表みて干潮時間にあわせて。
一応柳川観光もしたのですが、これ目的で福岡出張のタイミングも合わせました。
デ・レイケさんの当時の足跡を、知らぬ間に追っかけてました、。

さて、牛伏川のフランス式階段工ですが、
今年は色々記念行事があるようです。

牛伏川階段工完成100周年記念行事

秋も見学会があるようです。紅葉が良さそう、。そして、又行きそう、。

今回、友の会のガイドがあったおかげで、階段工の上まで行けたのは良かったです。
階段工だけでなく、その上部の機能、堰堤など広範囲にわたり、システムが構想され、今も機能しているという事、
説明が無かったら通りすぎていたと思います。どうも有難うございました。

2018.06.11

松本の家 上棟式と金物検査

建前から少し経過し、上棟式と金物検査を行いました。



お施主さんがご用意されたお弁当を囲んで、
お施主さん、工務店さん、棟梁、大工さん、構造設計さん、設計の私で会しまして、直会をしました。
お施主さんと棟梁、大工さんの顔合わせとなり、住む人と作る人、一堂に会する事が出来たのは貴重な機会でした。
お弁当のご飯がとても美味しく、他の話も運んで良い会でした。
お施主さん、工務店さん、ご準備有難うございました。

さて、内部は建て方から既に進んでいて、構造合板も建て、ブルーシートの養生もピッチリ行われています。



さて、金物検査。
各必要箇所を構造設計者に確認してもらいました。
金物はこういう形で取り付けられています。↓



お施主さんは内部の状況確認が初めてだったので確認してもらいました。



足場を上がって、



屋根!できてます。



トップライトも納まってる。
そして山並み!



これは軒先の通気です。黒い所が防虫通気材。屋根の中の湿気を逃がす機能があります。



内観も再確認。



お!
ナイス・ポートレート撮れたと思ったのに、
相当なピンボケ写真になってしまいました。修行が足りません。

さてさて、
上棟式です。



社長の祝詞も声麗しく。
安全祈願をお祈りしました。



棟梁が建物の四方に槌を打ち清めます。
この式の作法は、初めて見ました。



今まで守って頂いたアマノウズメノミコトをお清めし、
先ほどの祭壇の所に移って頂きます。



四方に鏡餅を置きます。
つき立てで、未だ柔らかかったです。
南側は、この鏡餅を落とします。下で大工さんが構え、受け取ります。

何かと式次第が興味深いものでした。



役目を終えた、アマノウズメノミコト。
今は、建物に移ってお守りして頂いている様子です。
どうも有難うございました。



皆さまも、どうも有難うございました。
そしてこれからも、宜しくお願い致します。

・・・

(お ま け)



夜の松本城、奇麗にライトアップされてました。

2018.06.01

基礎コン立ち上がる

松本から中津川経由、土岐に来ました。
今回は中津川途中下車でしたが、特急しなのに乗ると2時間位で着きます。
現場確認には便利だと思います。



基礎の立上り出来てますね。



どうにか中に入ってみる。



玄関付近



奥からの見返し
広く感じます。



遠景から
少しづつ立体感が出てきてます。
建て方まで後少し、楽しみです!
皆さま宜しくお願い致します。

2018.05.31

空にのぼる階段、松本の家の建方



白い空背景に階段がのぼっていきます。
先週は製作図と確認のためにCGモデル作っていたので、まるでCG画面の様だ・・。

この日は、松本の家の建方です。

前日は松本クラフトフェアで、かなりの晴天、日射量・気温でした。
建方当日朝は曇天。むしろ作業的には丁度よい天候です。



現場に向かうとクレーンが目印に。
もう工事は始まっています。



1階の柱が建ってます。



梁を組んで、、



床板合板を吊り上げて、



床合板張って、2階の柱を吊り上げてます。


午前中はここで一区切り。

午後一番に、階段が到着。

今回の工事では、建方と同時に鉄骨階段もクレーン使って設置してしまう段取りです。
内部造作の後に搬入、という工程も今までありましたが、非常に難儀で凄技を必要とするので、
今回は早々に登場です。



CG通りにできている!(良い意味です)



吊りこんで設置まで、かなり一瞬!
あっという間でした。



2階柱を建て(これもあっという間)2階の梁を組もうとしている所。
午後は一時的に青空になったりしました。





高所恐怖症の私としては、気の遠くなる作業です。



17時には2階梁は完了しました。
翌日から小屋合板、垂木と張っていく予定です。



遠くの山並みと小屋組みが重なっています。

・・・・

3時の休憩の時に、躯体内を見せてもらいました。
現段階の内部空間です。



階段がピッチリ納まってます!









吹抜け2か所から光が差しています。



登ってみる







山見えますね。





骨格が見えてきて、
あーー嬉しい。。。

建て方はいつ見ても、見飽きない。ワクワクします。
一応、次の床暖工事や、階段の手すり打合せや諸々もしていたのですが、かぶりつき状態でした。

クレーン作業はこの1日で完了。



皆さま、本当に有難うございました。
今後の作業も宜しくお願い致します。

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