2018.06.19
木造の建て方はあっという間です。1日か2日位で3次元の空間になってしまいます。
特に、その途中に現れる風景、スカスカの骨組みの内部空間が面白いです。
完成すると体感できない空間なんだよな、ついつい写真多め、です。
さて梅雨入りが2日前から始まって、この建方、天候が持つかという絶妙なタイミングでしたが、
岐阜入りの時は雨が降っていない、何とか何とか、、、持ちそう、、、と少し安堵しました。
やってます!
大量の断熱材を積んだトラックが居る。その奥。
既に柱は建っていて、梁を吊りこんでいる。
棟木の一本目。
なんとなく外形見えてきたでしょうか。
合掌の大梁に架かる棟木。
ここは棟木が一番飛ぶところ。
これが最後の棟木。
THE 棟上げ!
立体感、こんな感じです。
床の大引きを組みます。
後で大梁に架ける、登り梁がこちらに。
設計では、この登り梁、ツーバイフォーの材料で計画していたのですが、
工務店さんと製材所・大工さんが松の挽物を用意してくれました。
お昼ご飯を挟み、この工程の後に入る屋根工事に備えて板金屋さん、
屋根合板の前に仕込む必要がある電気工事の打合せ、
などなど、色々打合せていたら、、、
あっという間に、殆ど登り梁が架けられていました。早い。
それにしても、午後からは相当な晴天になってます。
並んでます。
登り梁と晴天の日差しと。
魚の骨模様、ヘリンボーン。
このままの空間でもいいのではないか、
なごり惜しさがよぎります。
遠景からみると、だいぶアウトラインが見えてきました。
大工さんたちは3時の休憩。
天井の合板を貼り始めました。
一日目はここまで。
天井面が出来て随分と雰囲気が変わりました。
お疲れ様でした。
・ ・ ・
2日目スタートです。
とても天候に恵まれています。
2日目は、天井合板の上に庇の垂木を乗せ、屋根の断熱材を敷き、最後の合板、野地板を貼ります。
まずは庇の垂木です。
内部から、庇の出幅が確認できました。
そしてトップライトの開口が開けられました。
次は断熱材。断熱性能の高いネオマフォームです。
奥の方にトップライトの下地も確認できます。
中庭の垂木も貼り進みました。
見通すと梁と垂木の連続感。
天窓や中庭の光のグラデーションも現れてきました。
とにかく、絶好調な空模様。有難いです。
母屋に付随して小さな棟があり、谷部分の取り合いは現場合わせの部分なので、
かなり手間がかかっていました。有難うございます。
天候も味方して、予定していた上棟式となりました。
棟梁の祝詞のもとに安全祈願をし、四方に御酒と塩で清めます。
お施主さんも初めてこの空間の中に入り、空間の大きさを体感して頂けて良かったです。
設計中の模型やスケッチでイメージするのは難しいですよね、
実際のスケール感で少しでもこれからの暮らしを想像して頂けたらと思います。
おかげ様です。
お昼は、お施主さんのお弁当を頂きました。どうもご馳走様でした。
今回の木工事担当の方々は製材も行っています。
プレカット打合せの時も、東濃の製材については少し聞いていたのですが、
一緒にお弁当を食べながら、今回はもう少し具体的な事が聞けました。
東濃桧というと敷居の高い印象がありますが、
話しによると、桧はもっと価格的にも多用できる材料だという。
興味深いし展開の可能性を感じます。もうちょっと色々聞く事ありそう、。
庇のアウトラインもできてきています。
なんとも天気が有難い。
お施主さん、工事の方々、
色々とどうも有難うございました。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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