t-products Architect's Office

2017.01.01

バスタ 空中立体ターミナル

昨年の初夏の頃、新宿に「バスタ」というバスターミナルが出来て、出張の機会も有ったため利用してみました。

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実は出張などでは長距離バスも結構使っています。新宿発着利用の場合、以前は西口の高層ビルの合間の集合場所や、南口のガード下の集合場所など、とにかくバス会社毎、付け焼き刃的に設定された集合場所でした。地図を持って覚悟を持って行っていました。他の地方都市、岡山や高松などは、記憶によると新宿よりも前に近年整備されていたので、初回来訪者にとってはわかりやすく、使いやすい印象でした。
さて、バスタのターミナルはどこか?

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屋上です。
建物としては大型バスを屋上に持ってくるプランニングはかなり難易度高いと思いますし、今まであまり無いタイプかと思います。世の中では賛否色々有るようですが、私はビルディングタイプとして、屋上に持ってきたことのチャレンジは良いと思いました。新宿西口の地下ターミナルよりも、あっけらかんと空が広いです。

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もし都市機能がこれほど過密でなければ、駅前の地上レベルにターミナルを設ける方が良いかもしれません。ただその場合の歩行者空間は車両交通に占拠され、楽しい歩行空間やこの街に来た!という街の顔としては、殺伐な景観かと思います。一昔前はペデストリアンデッキ方式で2階を歩行者空間にして、1階を交通広場にする手法も多くとられていましたが、交通広場までは日光が届かず、旅行者にとっては薄暗い旅の始まり、という印象です。そういう意味ではこのバスタは地上レベルでは歩行者やショッピングを楽しむ人に提供され、又バス利用者はエスカレーターに誘導されて、集合カウンター(切符売り場)で一覧となった案内板で行き先を確認してバスに乗ることができます。そして屋上の明るいところでバスを待つことが出来ます。

不便な点として、バス利用者にとってコンビニが近くに無い、全てのバス路線がこのバスタに集約されていない点など挙がっています。これはこの形態で運用を始めたばかりで、運営側のソフトが追いついていない所だと思いますが、お店にしろ家にしろ、使い始めてからのブラッシュアップはどんどんすべきで、想定よりも実情に併せて運営方法のメンテナンスを改善していけば良いと思います。

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中間階にある車両ターミナルやスロープなどは、どちらかと言うと土木的な考え方です。この素っ気ない感じも実はわくわくします。

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同じく中間階に新宿発着の鉄道が見えるテラスがあります。
博多駅でも新幹線待合スペースは鉄道車両や線路が俯瞰で見える特等席の様な場所があり、JR九州の取り組みが結構うらやましかった事を思い出しました。
交通インフラが街空間と共存するには、バスタの様な空中ターミナルは一つの方法かもしれません。運営オペレーションの方をどんどん改善すれば良くなる気がしています。

2016.02.21

空間ワークショップ 再び!

またまた、大先輩の企画している空間ワークショップに参戦!

これは輪ゴムと垂木を使って空間を作る小学生向けワークショップです。

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構造は3角形を作ることで安定する、という基本を具体的に体感してもらい、
6チーム毎相談して、協働して、一つの空間を作る、という楽しみを共有経験をしてもらう物です。
ジョイントは太い輪ゴムだけなので、組立は簡単!なのですが、
どんな形を作るのか、なにも無いところから空間をイメージするのは結構大変です。
私はファシリテーターの一人として、チームのサポートをしてきました。

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なんとなく、作り方がわかってきて、やるべきことが見えてきた我らチーム。
とにかく、大きく高くが合い言葉です。

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何とか出来ました!
途中、旗が欲しい!という声もあり、旗を作るも四角形は変形してしまい、
2つの三角形を作ろう、星を作ろう、の流れでトップにはその星が掲げられました。
(あっ!写真の構図に入ってないっっ!すまぬ~。)

終盤はみんな盛り上がりはじめ、これ作りたい!あれ作りたい!のアイディア大量生産でした。
が、時間と材料間に合わず、思考錯誤の結果テーブルに集約しました~!

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「友達を招待出来る!」カフェごっこの始まり~
ということで、看板作りも。

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というか、下書きなしで一筆書きでロゴを書く猛者もいて、
なんか凄いね、このチーム!

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各チーム発表!
みんなすごいな~。ほれぼれ。

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圧巻の全体像!
6チームあると、やはり出来上がりは色々。
それぞれにストーリーと情熱が入ってます。

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それにしても、我らがチーム
何とも味わい深い看板とテーマ。
なんだか嬉しいですねー。

今回もPTAの有志の方々の情熱と入念な準備のおかげで
お子さん達のエネルギーと協働する時間を持てたことは
本当に有り難いことです。

又、構想や運営企画・資材保管など多くの諸先輩方、
どうも有り難うございました。
又出動しますのでお誘い下さい!

2016.02.11

WEBマガジン「100%LiFE」に「ごろりの家」が紹介されました。

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記事の取材で久しぶりに訪れた「ごろりの家」では、一人ご家族が増えていました!

ニュースは聞いていましたが、私ははじめてのご対面。
とてもちっっっっちゃい!ほやほやです。覚えてくれたかな。
設計時に生まれたてだった上のお子さんは、すっかり大きくなって、カメラマンに興味津々。
ポーズ決めたり、案内してくれたり、楽しい取材現場になりました。

ライターの方のインタビューでお施主さんが返答してくれた言葉で、
改めてその当時の設計の様子を思い出させて頂き、こちらも感慨深いものがありました。
良い設計環境を与えて頂いたことに改めて感謝致します。

お正月早々に撮影とインタビュー取材に伺わせて頂き、お施主さんには本当に感謝感謝!の思いです。
ご協力頂きどうも有り難うございました。

ということで記事はこちら!読んで頂けると嬉しいです!
100%LiFE 特集「中庭と吹き抜け空間で開放感をたっぷり味わう」

2016.01.01

今年も宜しくおねがいします。

新年明けましておめでとうございます。

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昨年は色々な方にお会い、色々なお話しや観点を教えて頂きました。皆様、どうもありがとうございました。

そこで私が吸収したものを形にするために、住まいづくりはもちろん、パブリックな場作りの設計競技などに取り組んだのが、昨年の後半期でした。模型も数々作り、ボツ案も大量に生まれながら、別の機会に使いたいアイディアも生まれました。

そのスタディの過程で、やはり先人の名作など見返すことが多く、縮尺を1/400のサイズに拡大した図面を見比べる、具体的にどういう工夫がされているのか検証する、といった作業をある程度時間を確保して行うことも出来ました。いつも取り組んでいる住宅設計では1/100・1/50などの縮尺、又はディテール検証の場合は1/20・1/5の縮尺が多く、1/400は別の観点が発見出来ました。

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その副産物の一つを事務所玄関に貼ってみました。
この謎の地上絵の様な図面は、北海道にあるモエレ沼公園の1/2000の縮尺図面です。彫刻家イサム・ノグチが計画したとても壮大な公園です。
10年前位に実際に行って見ましたが、一般的な公園の常識を覆す、でもこういう公園が色々な街にあると嬉しいな、という普遍性もある公園でした。 (モエレ沼公園 公式ホームページ → http://moerenumapark.jp/)

いつか、そういう場所作りをしたい。ずーっと抱いている想いを日々確認する為に、今年の初めはこの図面を掲げていることにします。

本年も引き続き、宜しくお願い致します。

ティー・プロダクツ建築設計事務所
谷口智子

2015.09.15

鍋達、本達の居場所づくり。

9月頭に改修工事が完了しました!

最初に訪問した際、「絶対に美味しい料理をつくる人だ」と思わせる、使いこまれた様々な鍋がキッチンに並んでいました。兎にも角にもキッチンの改修が最大ミッションで、15年住まわれた家をもっと使いやすくするという全体テーマのもと、この改修工事が始まりました。

さてキッチン!と行きたいところですが、まずは玄関から。

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玄関正面に新たに貼ったタモ材の壁でお出迎えとなっています。
玄関には下足入れが在りましたが、空間が狭い為、別の場所にシューズクローゼットを設け、下足入れは撤去。代わりにお出かけ時の身だしなみチェックの為に鏡を貼りました。

正面の壁の照明器具は絵をかける時の演出に使う想定でしたが、光の影が美しいクリアLEDランプとしたため、背景の木目が引き立ってそのままでも「お迎えの壁」として十分かと思います。レフランプなどランプを代えれば額装を照らす機能照明ともなります。

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では、キッチンです。

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L字型キッチンのボリューム感!あ、ありますね。
もともとI型キッチンが奥の壁に設置され、リビング対面に別途カウンターを置いて収納量を増やしていました。このエリアが4.5畳程あるので逆に使いにくい空間だったかもしれません。今回熱望されてL型導入です。アイランドの作業台もあり、この方だったらL型環境を存分に活かして、次々と美味しい料理が生まれそうです。L型キッチン、私自身は導入がはじめてだったため、今回出来上がりのスケール感を体感し改めて「これはいい」と実感しました。

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レンジ側には窓も在って気持ち良いです。

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扉の面材はマツ無垢材です。扉の取手は掘り込みとしデッパリがなく、食洗機などとピッタリ納まっています。

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ちょっとズームアウトした構図。キッチンとダイニング、手前がリビングになっています。

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リビング全体は珪藻土の左官仕上げでリニューアル。コテ跡がうっすら。

つづきまして、
本棚の増設です。

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3階の小屋裏で隠蔽されていた所を解体し、新たに本棚になりました。

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ゴム集成材と赤のコンビネーションです。

つづきまして、
洗面所。

朝の光と

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夜の光

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今回、もともとの洗面所と浴室の位置にクローゼットを、もともと納戸に使われていた一室を広めの洗面と浴室に、配置変更しました。広めの洗面所はリラックスゾーンになります。

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洗面所にも大容量収納を追加しました。

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どうだ!ってかんじの写真ですが、参考まで。

またまた、どうだ!ってかんじですが、新設クローゼット。

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そして、ウォークインのシューズクローゼット。

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どちらも、以前は水回り空間で設置されていたジャロジー窓には気密性に不安がありました。
湿気対策のためにもう1枚内側に窓をつけ、換気扇を付けました。
又、今回配管などの不具合も数カ所あり、劣化していた配管の更新が出来たことも良かったです。
15年目の改造で、設備的にも永く住み続けられる家にメンテナンスできました。

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機能も、雰囲気も、リニューアル。
お施主さんはこれから、又々大変そうなお引っ越しとなりますが、それぞれの物達がそれぞれの居場所に納まってくれる事を設計者として祈っています。

お施主さん、施工の方々、どうも有り難うございました。

施工:原瀬建設工業

2015.09.02

木工チャレンジ表彰式

8月最後の日曜日、木工チャレンジの表彰式がありました。

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表彰式前の会場は色々遊べるコーナーが。

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雨の中でも盛況です。

そしてこちら、ジャングルジムも!

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そして、いよいよ表彰式!
日本の芸能を実演活動されている多田純也さんの獅子舞、太鼓囃子で始まりました。

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獅子にかまれて幸を願う。
八丈島の太鼓と紹介された調べは、今まで聞いたものとは少し違い新鮮でした。
どちらかというと、形式張ったお囃子ではなく、二人が太鼓の両方からたたき合い、ジャズの様な会話する太鼓というのが本来の形だそうです。

さて表彰式。
雨にも関わらず参加した多くのご家族が固唾を呑んでいました。

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市長さんの賞、大工さんの賞、建築家の賞、など賞は色々在りました。

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各発表毎に、ざわめき、歓喜の声!
女の子の一人は飛び上がって、はじけるように表彰台にあがりました!
本当に身体表現が素晴らしい!それほど一生懸命作ったんだな~と、こちらが嬉しくなりました。

こういう発表の場を作った企画の方々の意義、大事なことだと改めて思います。

大賞を取った男の子、
カメラの前でインタビューです。
ここで改めて作った意図、工夫点などの説明が聞けて、なるほどなるほど、良く考えられています。

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来年も頑張るっ!と、まぶしい宣言。
これは来年も楽しみです。

エンディングはサックスとピアノと歌。
雨は更にしっとり降っていましたが、皆さん傘さして最後まで楽しんでました。

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とても有意義な会でした。
何より、作ったお子さん達の生の声を聞けたし、それが想像以上の熱意と情熱で出来ていることも驚きです。
今回、賞が在りましたが、本当は作った人それぞれの思いはどれも負けていないです。

企画の方々、準備から片付け、本当にお疲れ様でした。
この会はこれからも成長し、地域のお子さん達の表現の場になることをお祈り致します。
どうも有り難うございました。

2015.08.26

もうすぐ引渡し

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玄関正面の照明も灯り、
改修工事はおおよそ完成しました。
本日、設計と施工で点検確認をしました。

クリーニングすると、見えてくる諸々細かい所、
本日左官屋さんも入って手直しです。

本日すっかり秋めいた気温ですが、
作業中は猛暑、室内は酷暑、、
工事中写真はなかなかアップ出来ませんでしたが
着々と進めて頂きました。
(工事中の様子↓)

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改修工事の場合、水回り配管が痛んでいることも在ります。
今回の改修で不具合は、すぐ連絡対応してもらえたので、改善することもできました。
有り難うございます。

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今週末に、お施主さんに見てもらいます。
完成写真は後日
引き続き、宜しくお願い致します。

2015.08.23

木工チャレンジ展覧会!

夏休みも終盤。木工チャレンジの展覧会に行ってきました。
なんと、なんと凄い量です。

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どれも力作です。頑張ったんだろうな~。

提供された部材はこちらです。

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純粋にこの材料で素材を活かして作った物や

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色を塗ってカラフルにした物、

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他の素材も使って宇宙旅行を表現した物

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素材パーツをフルに使っているけど、むしろ紙粘土の表現が勝っている物
(表現エナジーが炸裂しています)

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夢のジオラマ世界が展開しているもの

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これはしっかり遊べてしまいますよ、
ゴムバネを利用した機構があります、ちょっとだけ工学系です。

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こちらも楽しい仕掛け。車輪と斜路を使って、車に乗せたコインを入れる貯金箱。
動きがあってチャリンという音も楽しいです。使う人を楽しくさせるデザインです。

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これは、、夢の夏休み「おすしとDS」というタイトル、。
お寿司、私も大好きだし、このプチプチ感触は納得。

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DSへのただならぬ熱意を感じざるおえない、、
輪ゴムと釘とビーズによるデジタル世界の表現。
これは、、、抽象世界のコンセプトを貫いているような気もします。

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他にも多くの力作がありました!
実は私は審査員として1点選ばなくては行けないのですが、これが難問です。
それぞれ大賞でしょう!と思ってます。

企画の高木さんは、今年の作品の熱量を受けて、来年はみんなで何かを作る企画もしましょう!と。
初めの一歩のこの企画、益々楽しい企画になるように、私も楽しみです。

ご参加頂いた皆様、どうも有り難うございました。
作品は木工チャレンジのホームページでも見る事が出来ます。
木工チャレンジホームページ

会場は、武蔵小金井の「宮地楽器ホール」
1階のロビーは市民利用スペースに解放されていて、色々な人が佇んでいました。

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宮地楽器ホールは音楽専門ホールですが、市民が気軽に立ち寄れる場を提供しています。
今日の様子でも「ホールとの気軽な接点」を作っている風景を見ることが出来ました。

☆ ☆ ☆
さて表彰式は8月30日(日)!
会員制農場ポモナで行われます!
会員制農場ポモナ

当日ポモナでは、
「夏の畑の夕涼み」(15:30~19:00)(入場無料)が開催されます。

屋台(焼きそば・かき氷・スーパーボールすくい)の出店や、下記のプログラムもあります。
・16:00~ジャングルジム(あのジャングルジムが再登場です!)
・17:15~木工チャレンジ表彰式
・18:00~畑の音楽会(ピアノ:eriko/サックス:丹沢誠二)

皆様、是非ご参加下さい!

2015.07.31

現場道

朝から蝉の大合唱。
天神様を通って現場に。

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新宿とは思えない縁起道。

2015.07.29

ストローベイル ワークショップ

6月のことですが面白いワークショップに行ってきました。
ストローベイルとは、藁のブロックのことです。
建築家 大岩剛一さんがこの藁ブロックを使ったわらの家「ストローベイルハウス」の建築に取りくまれています。
ご縁あってお知らせを頂き、その藁積みと土壁塗りのワークショップに参加してきました。

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上の写真は、善了寺の「聞思堂」。3年前に「ストローベイル」で建てられたお堂です。
そして今回の会場は、聞思堂の左隣り、工事用ネットの張ってある工事現場です。
今度は善了寺の本堂を「ストローベイル」で作るという事でした。

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現場の内部はこのような風景でした。藁がもっさもっっさと、、。
一瞬で大量の藁の塊が目に飛び込んで来ましたが、
よく見ると外壁側にはちゃんと積まれた藁ブロック(写真上)、
中央には未だ積まれていない藁ブロック(写真下)、という風景でした。

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藁ブロックは、厚み30cm位・幅90cm位・高さ40cm位でした。
構造の柱の内側の下地材の間に、隙間無く積んでいきます。

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上から、カケヤなどで叩き、下の藁ブロックと、上の藁ブロックの藁同士を絡ませる様に密着させます。
落ちない様にヒモで止めます。

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壁が藁ブロックでふさがれてきました。

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これが、まさに一つ一つの「積み重ね」です。ちょっと寸法が違ったら調整し、ブロックの上下というものも在るし、一生懸命叩いて詰めたと思ったら、ヒモをまわすのを忘れて縛れなかったり、。
オリエンテーションで住職さんは「焦らないで一つづつ丁寧に」とおっしゃってましたが、これは具体的にこの工法の合理的な道筋です。焦って間違えたら振り出しに戻ります。

さて外側です。
外壁の積み上がった所から、土壁の下塗りをします。
その土は、、、

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足で踏んでこねます、、、、。

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外側から見た、藁ブロックが積まれた外壁。
ここに土を塗るのですが、、、

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これが、なかなか藁に食いつかないのです。
私が一生懸命に手で押し均そうとしても、指と一緒に動いてしまう。
「投げつけるといい」という経験者の教えを頂き、やっと藁に食いついたのでした。
的を外して、顔にも服にも構造材にも下手の痕跡を残しましたが。

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この方は、鏝使いも本当に上手かったです。

さて、今度は内側です。

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白熱の現場

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私も含めて参加者の皆さん土を触ると何かが変わります。
ここまでは下塗りで、本職の職人さんが最終的に仕上げてくれます。

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さて改めて善了寺の「聞思堂」。
ゆったりとした曲面、しっかりとした密実感。
緩やかな土の壁は小屋組の材木とのコントラストで新しい造形となっています。

一般の人も、希有な工事の職人さんも、色々な人が関わって造られる工程は、
現在の工事現場ではなかなか在り難い状況です。
この地に根ざしたお堂の完成が待ち遠しいです。
参加させて頂き、どうも有り難うございました。

工事の様子はこちらからも見る事ができます。
善了寺新本堂ページ

大岩剛一先生の「スローデザイン研究会」ホームページ

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