2014.07.22
F・J邸
お施主さんが大切に使っている「大きなテーブル」を中心にした家に改修する計画です。
幾たびの転居でも部屋の広さが小さくなっても、20年間使い続けた巾2.7m・奥行き1.1mの大テーブル(折り畳んでも2.3m)。このテーブルでご飯を食べ、新聞を読み、くつろぎ、書き物をしたり等など、テーブルを中心としたライフスタイルが培われていました。
今回30年前に建てられた鉄骨住宅を、このテーブル中心のライフスタイルがゆとりを持って成立するように、改修をしました。居間と和室は間仕切りを無くし大空間として、大テーブルを配します。大空間とは対照的に、窓際に1.5m巾の縁側状の小さなコーナーを設けました。この+アルファ空間の片隅に書斎を配置しました。大空間に寄り添って、見えつ隠れつの奥様とご主人の個々のコーナーを設けることで、奥行き感と多様なシーンを作り出しています。
所在地 |
福岡県北九州市 |
主用途 |
1世帯住宅 |
構造 |
軽量鉄骨2階建て |
設計期間 |
2010年11月~2011年8月 |
工事期間 |
2011年8月~2011年11月 |
改修内容 |
全面改修・外壁吹きつけ・外壁断熱・1階の大リビング化・2階間仕切り追加・設備更新。
・床暖房・駐車場拡大の為の擁壁工事・バルコニー拡張 等 |
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